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職業奉仕委員会

委員長 佐藤 渉(栃尾RC)

佐藤 渉(栃尾RC)

ロータリーには職業奉仕という言葉があります。職業=金儲け これは自分のためのものでもあり家族や従業員を養うために必要なことです。そして「奉仕」とは、自分以外の他人に対して尽くすことです。この水と油のように全く逆の意味の言葉が一緒になって「職業奉仕」という言葉になっているので理解しにくのですが、実はそこにロータリーとしての本当の価値があるのです。

ロータリーはこれを説明するのに「職業の心」と「奉仕の心」は「ひとつの心」と説いております。
「世のため人のために奉仕の心を持って、職業を営むべし」という言葉で言い表されております。

つまり奉仕活動を行った後に「あー、いいことして気持ちよかったー」と自分はいい事をしたという「心」が「奉仕の心」です。多くの奉仕団体はそれで終わりですが、ロータリーは違います。奉仕活動によって清らかになった心を職業の心の中に取り入れてくださいと言っております。これが“職業の心と奉仕の心はひとつの心”という考え方なのです。

世のため人のために奉仕する心を職業の個々の中に取り入れてくださいという事なのです。そうすることによって、今までの職業のやり方が次第に少しずつ変わっていきますと言っております。これが「世のため人のために奉仕する心を持って職業を営むべし」という言葉なのです。

つまりは「人を欺くような、泣かせるような金儲けはしてはいけない。非社会的、非道徳的職業を営んではいけない。世のため人のためになる職業を営まなければならない」と言っており、これは自分の職業に対して強く「倫理性」を要求しております。

即ちロータリー運動は倫理運動であり、その倫理とは職業倫理であり、ロータリーとは“職業倫理を追求する運動”なのです。

そしてその職業倫理をそれぞれの会社内に取り入れ社員や取引先などに説いて理解して頂くことこそが本当のロータリアンとしての職業奉仕の役割だと私は考えおります。

職業奉仕という考え方を学び、ロータリーの活動をより深く考えられるようになり、社会に貢献できる人たちが増えていくことを切に願います。

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