ガバナーメッセージ
国際ロータリー第2560地区2009-10年度
ガバナー 植木 康之
2009-2010年度、新しい年度がスタートしました。 宜しくご指導とご支援のほど、お願い申し上げます。
RI会長の「ジョン・ケニー」氏による今年度の「RIテーマ」は、
THE FUTURE OF ROTARY IS IN YOUR HANDS
―――ロータリーの未来は、あなたの手のなかに―――
このRIテーマと共に「強調事項」と「要望事項」と「RI長期計画」が明示されました。
なおジョン・ケニー会長は、ロータリー活動は「すべてがクラブに始まり、クラブで終わります」と言っておられます事からも、ロータリーの未来はRIの本部でかたち作られるものではなく、個々のロータリー・クラブによって形成されるのです。また私達は発展し続けるために、奉仕における持続性を目指すのです。
と言っておられます。ジョン・ケニー会長のテーマを受けて、私なりに地区の方針を整理しました。
「地区運営方針」
BACK TO BASICS
「思いやりの心で、友情を深める」
――ロータリーの心と原点を大切に――
私達はいま混迷を極め、先行きの見えない「不安の時代」を生きています。豊かなはずなのに心は満たされず、衣食足りているはずなのに礼節に乏しく、自由なはずなのにどこか閉塞感がある。やる気さえ有ればどんなものでも手に入り何でも出来るのに、無気力で悲観的になってしまう。それは多くの人が生きる意味や価値を見出せず、人生の指針を見失っているからにほかなりません。こういう時代だからこそ、ロータリーの心(四つのテスト)と原点(友情)に真正面から向かい合う事が必要な時ではないでしょうか。
ロータリーとは、ロータリアン自らが他人の良さを十分に認め、より他人と親しく交じり合い・助け合いそして人生の美しさと喜びを伝え、会う人ごとに親しく名前で呼び合う。
ロータリーは知人の集まりではなく、友人の集まりで有ります。また異業種交流の会で、職業を通じて友情と奉仕をする団体で有るとも言えます。友情を大切にし、単に寄付団体や奉仕団体ではなく、サービスを基本として活動する団体である。サービスと奉仕は異なるものである。サービスは人の役に立つ考えや行為であり、仕え奉る事ではない。
ロータリーの創設時の考えから、ロータリアンの参画意欲が薄れつつ有る現在、私達一人ひとりがもう一度ロータリーの発足時の心と原点に立ち返って、「自然体」または「シンプル・イズ・ベスト」と言う考えで望みたい。地区内では各地域に根ざした活動を中心に、本当に地域にとっても必要な活動かを再度見直しをし、ロータリーの心を持って自身が楽しみそして積極的に参画する事業を推進し、また自らの職業を通しての地域貢献を果たし、もってロータリアン同士の友情の輪をより大きくし、そして広めて行きたいと考えています。
それによってロータリーのイメージアップを図ると共に、地域リーダーとしての研鑽を積み重ね、各クラブの特性を出したロータリー活動を展開し「ロータリー活動に参加出来る喜びを知ろう」。また前年度からの「握手作戦」を今年も継続する。
ロータリーは、各クラブの活動が主体であり、クラブが活性化する事が第一義で有ります。地区としては、その為の手助けとクラブ単独で対処出来ない事項についてサポートし、もつてクラブ・地区ともに一緒になって活動・向上する事が大切なのです。
活動については「思いやりの心で、友情を深める」を基本理念として、ロータリーの心(四つのテスト)と原点(友情)をより深める為に、ロータリアン一人ひとりが目標を持って行動を積み重ねる事により、「自然体でのロータリー活動」「楽しいロータリー活動」が出来るような事業を一緒にやって行こうではありませんか。
また2560地区の活動の原点は、新潟県・さらには各クラブが置かれている地域を基盤として活動しているのですから、各ロータリアン自身が楽しみそして喜んで参加でき、その活動がその地域に根ざした事業として「私達が与えるものではなく、地域の人が欲するものを奉仕する」事が大切なのです。
「要望事項」
・会員の退会防止と増強を図る。
・強調事項の促進に注力する。
・ロータリー財団の寄付増進。
・米山奨学会の寄付増進。
・サービスを基本とし、会員の友情を深める。