ガバナーメッセージ
国際ロータリー第2560地区2008-09年度
ガバナー 馬塲 信彦
私は、馬塲年度の地区目標として、「ロータリーで人生を高めよう!愛する地区を元気にするために、今日こそ学び、行動しよう!」を掲げました。
最初の「ロータリーで人生を高めよう!」は、三条市庭月の生まれで日本的人物となった『大漢和辞典』の編者・諸橋轍次博士が残された言葉に、「高い望み」があります。高い望みとは、大臣になるとか、大実業家になるとかという意味ではありません。今の自分として出来る、一番高いことを望み、思いを実現することであります。家庭生活も、会社経営も、ロータリー活動も、地域の活動も、「今日は昨日より、明日は今日より一段高い所を望むようにしましょう」が、「ロータリーで人生を高める」ことであります。
次に、「愛する地区(新潟県)を元気にするために、今日こそ学び、行動しょう!」は、湯沢小学校の校歌に、
きたぐにのよきゆざわに/めぐりくる/けふといふあたらしき日よ/
けふよ/けふこそ学ばめ/かがやけるけふをとらへよ/
小中学校の校歌は、学校近くの山や川など風土を歌いこんだものが多い中で、南魚・湯沢小学校の校歌は、子どもたちの若い生命力を湧き上がらせるような、素晴らしい歌の文句だと思いました。作詞者は室生犀星と知り、さてこそと感じ入りました。24時間毎にめぐってくる新しい日を無駄にすることなく、今日こそ学べば、輝ける日になるではないか。今日という日をしっかり生きようではないか、という意味にとりました。
その視点に立ち、「今日こそ学ぼう」を中心に、「ロータリークラブが存在する地域社会に適合する活動を、日々新に学び、推進すること。この積み重ねでロータリー活動が地域で理解され、信頼されることにつながる」ものと考え、これを地区目標に据えました。
【高めよう】
①地区行事・クラブ行事などの開会時に、ロータリーの目的と具体的な細目をあげて、倫理推進を明確にしている 「ロータリー綱領」を唱和し、会員同士が「握手タイム」を実行することで、ロータリーの目的を理解し、自身を高めよう。
②「クラブ・リーダーシップ・プラン」を採り入れて、会員を増強し・維持できるクラブを作ろう。
③各クラブが存在する地域の歴史上の人物に光を当て、郷土史研究家などから卓話をしていただき、人生の指針にしよう。
【愛する地区を元気にするために、今日こそ学び、行動しよう】
①日本人として持っていなければならないアイデンティティ取り戻すために、「日本のこころの教育」をテーマに、講師に境野勝悟先生をお迎えし、「PETS=和のこころ」「地区協議会=道のこころ」「地区大会=日本のこころ」を学び、地区委員会・7分区IM・57クラブでの事業活動の展開で行動に生かそう。
②地域を元気にするために、"子どもに注目しょう""子どもたちの夢に耳を傾けよう""子供たちの意見を真剣に聞いてみよう"、子どもたちに光を当て境野勝悟先生のお話をヒントに、1クラブ1事業を推進しよう。
「RI会長テーマ」「強調事項」並びに「地区運営方針」「地区重点目標」「地区数値目標」「クラブ数値目標」を、下記にまとめました。私たちロータリアンは、RIのテーマ「夢をかたちに」、地区運営方針「ロータリーで人生を高めよう!!
愛する地区を元気にするために今日こそ学び、行動しよう」のもとに、共に汗をかき、知恵を出し、今日こそ学び、行動していきましょう。